ハローワーク以外にも、色んな窓口があります。
言うまでもなく最近は高齢者や若年者の失業が増え、その期間も長く、大きな社会問題となっています。
これは「求人」と「求職」のミスマッチ(個人の所有する能力と企業の求める能力が合わない)などが原因とされています。
そこで、厚生労働省は間口を広げ、今までのハローワークによる職業紹介以外にも、失業者の条件により沿った形・・・年齢や失業状況などの違いに応じるため、民間企業や外郭団体などの提携機関を増やすなど、幅広い職業紹介を目指しているのです。
ハローワーク以外の主な窓口対象者は以下のとおりです。
若年者窓口の、フリーター対象は、ヤングハローワーク、ジョグカフェ。
ここでは、若者やフリーター対象として、マンツーマンでの模擬面接、職業相談、就職セミナーなどを行っています。
育児中の就職希望者は、マザーズハローワーク。
子連れでの就職探しは大変です。なので、子連れでも来やすい環境を整備し、個々のニーズに応じたきめ細かい就職支援を行っています。
学卒未就職者において、能力開発を希望する人に、雇用・能力開発機構都道府県センターや、職業訓練専門校。
事業の主な目的は失業給付を中心とする「救貧」に対し、公共職業訓練を中心とした失業と貧困を未然に防ぐ「防貧」を目的としています。
そして、主に「雇用保険法」で定めた雇用保険事業を行っています。
職業訓練専門校は、理論や知識だけでなく、直接就職に役立つ資格と、実習を通じて実践的な技術の習得を主な目的としているため、民間の専門学校が行うカリキュラムに比べてわずかな期間で職業技術が身に付きます。
管理職・技術職・専門職の人のために、人材銀行。
各都道府県にある、公的な人材銀行として、管理職や専門的な能力を持つ人の登録後、企業に斡旋してもらえます。
中高齢者のための、高年齢者雇用就業支援センター。
高齢期に向かう人を対象に、在職中の早い段階から色んな情報の提供を行っています。